自動化で送るメールの差出人が、いつも同じ担当者名義になっている。
担当者ごとにメールを出し分けるために、似た自動化をいくつも複製する。アクティビティを完了しても、その結果は自由記述のメモにしか残らない。
こうした運用側の埋め合わせが、レポートの精度と設定の手間に効いてきます。
Pipedrive は 2026 年 7 月、Automations・Integrations・Activities の 3 領域でアップデートを発表しました。
Automations:差出人の指定とステップのコピー
自動送信メールの差出人を選べるようになります。自動化のオーナー、取引または取引先の担当者、自動化を起動したユーザー、接続済みの Team Inbox から指定でき、チーム全体で 1 つのワークフローを使いながら、メールは適切な担当者名義で届きます。Pipedrive はこの機能を「Coming soon」として案内しており、提供開始時期は公表されていません。
あわせて、自動化キャンバス上でステップをコピー&ペーストできるようになりました。分岐が多いワークフローでも、似たアクションや条件を一から作り直さずに複製できます。
メールアクションでテンプレートを選ぶときに、本文と体裁をそのままプレビューできるようにもなりました。タイトルだけを見て選ぶ必要がなくなります。
Integrations:WhatsApp でのやり取り
Pipedrive の画面から WhatsApp のメッセージを送信・受信・返信できるようになりました。取引金額や企業の履歴、過去のメールを同じ画面で確認しながら、顧客が使っているチャネルでやり取りできます。
Activities:項目のカスタマイズと結果の記録
設定の Activities タブから、アクティビティタイプごとに項目の表示と必須指定を設定できるようになりました。管理者は、新設された Outcome(結果)項目や優先度、メモを、アクティビティを完了にする前の必須入力にできます。
入力が揃うことで、レポート、コーチング、自動化の条件に使えるデータがそのまま残ります。
日本のユーザーにとっての意味
日本のユーザー向けに見ると、今回効くのは差出人の指定とアクティビティ項目のカスタマイズです。
担当者名義でメールを出すために、同じ内容の自動化を担当者ごとに複製している組織があります。差出人を動的に選べるようになると、その複製をひとつのワークフローにまとめられます。
アクティビティの結果を必須項目にできる点も、これまで担当者の書き方に委ねられていた記録を、そのまま集計できる形に変えます。
Pipedrive の 2026 年 7 月のアップデートは、担当者ごとの運用で埋めていた部分を、設定側で吸収する方向に寄っています。


